在宅透析


在宅透析とは、医師の管理のもとに患者さん自身がご自宅でおこなう透析治療です。

透析スケジュールの自由度が高いので充分な量の透析をおこなうことができ、生活の質の向上と予後の改善が期待できます。

在宅透析には、在宅血液透析と腹膜透析の2つの方法があります。

在宅血液透析


在宅血液透析は、医療施設の管理のもと、 患者さん・介助者が協力して家庭で透析を行う治療法です。

そのため、安心して在宅血液透析を行うために、患者さんと介助者は、透析の知識や技術などの習得が必要となります。

透析量を増やしたり、自分にあったスケジュールで治療を行うことで、更なる予後の改善が見込まれます。


腹膜透析


腹膜透析とは、お腹にある腹膜に1回1.5~2.0Lの透析液を注入し、腹膜を介して体の中の老廃物や余分な水分を除去する治療法です。

在宅で行われる治療法では一般的な透析療法で、ご高齢の方でも可能となっています。

近年では、透析液のバッグ交換を無菌的に行いやすい装置や夜間就寝中に自動で透析液の注入・廃液を行ってくれる装置も開発されています。

腹膜透析のしくみ