こうまつ循環器科内科クリニックで人工透析治療を受けている患者さまへ
災害はいつ、どこで起こるかわかりません。特に、人工透析治療を受けている患者さまは、災害の影響で治療を受けられない状態が長期間にわたると命に関わる場合があります。
こうまつ循環器科内科クリニックでは、災害発生時にいち早く対応できるよう、災害対策に取り組んでいます。
4つの基本的透析室災害対策に基づいて耐震対策をおこなっています。
1 | 透析監視装置のキャスターはロックしないでフリーにし、透析室内を自由に走らせる。 |
2 |
透析ベッドのキャスターはロックだけしておき、決して床面に固定しない。 (患者さまの乗り降り時の危険防止のため、キャスターロックはおこなう。) |
3 | 透析液供給装置、水処理装置は床面にアンカーボルトなどで固定する。 |
4 | 透析液供給装置、水処理装置と機械室壁面との接合部には、必ずフレキシブルチューブを使用する。 |
人工透析治療にはたくさんの水を必要とします。
当クリニックでは貯水槽を設置し、災害時も治療を継続できるよう対策しています。
災害時優先電話や衛星電話を配備しています。
これは、災害時でも患者さまや外部との直接的な連絡やネットワークの構築を可能にするためです。
災害時、電気の復旧は早期に見込めるとされていますが、外部との通信の途絶を防ぐために非常用電源を配備しています。
災害時には、医療物資の配送も滞ることが想定されます。
当クリニックでは、1週間分を目安に備蓄をおこなっています。
災害が起こった場合を想定し、年に数回、当クリニック透析センターの患者さまとスタッフで各種訓練を継続しています。
DVDで透析医療における災害を学習し、地震発生時に落下物から身を守るために布団をかぶり、ベッドから落ちないように柵につかまります。
次に、緊急離脱をおこない、避難します。
火災発生を想定し、通報訓練、避難訓練、消火訓練をおこないます。