こうまつ元気通信 2020年9月 「非常時の透析食」


非常時の透析食について


災害時どんな食事をとればよいか知っておきましょう。

災害時の状況を想定すると・・・

  1. 透析が数日間受けられない
  2. 透析回数と透析時間の減少

食事の災害対策 基本編

  • エネルギーをしっかり摂る
  • カリウム・たんぱく質・塩分・水分を控える

尿毒症や高カリウム血症・肺水腫の危険性が高まるためです。

平常時と災害時で栄養量の比較

1日当たり、尿量0㎖、体重50㎏の場合

  平常時 災害時
エネルギー 1500~1700kcal 1300~1500kcal
たんぱく質  50~60g  30~40g
カリウム 1500~2000㎎ 500~1000㎎
飲水量 尿量+500㎖

尿量+300~400㎖

(食品の水分も入れて)

塩分 6g以下 3~4g以下

避難生活における過度の水分制限は、深部静脈血栓症やエコノミー症候群などを合併して危険な状況に陥ることがあります。適正な水分摂取を心がけてください。

食事の災害対策 応用編

災害時に支給が予想される食品の栄養成分です。

食品名 1個当たりの目安量(g) エネルギー(kcal)

たんぱく質(g)

カリウム(mg)

食塩(g)

 おにぎり 100 180 2.7 31 0.5
梅おにぎり 110 183 2.8 75 2.7
あんぱん 70 200 5.5 54 0.5
クリームパン 70 210 7.2 84 0.6
ジャムパン 70 210 4.6 67 0.6
バナナ 100 86 1.1 360 0.0
りんご 100 97 0.4 200 0.0
みかん 80 37 0.6 120 0.0
トマトジュース 190 38 1.1 530 0.5
野菜ジュース 200 76 0.7 310 0.6

※栄養成分表示には「塩分相当量」として記載されます。表示を確認する習慣を付けましょう。

エネルギーが高くカリウムが控えめなのは、おにぎり・あんぱん・ジャムパンです。カリウムを多く含むバナナ・トマトジュース・野菜ジュースは支援物資が十分にある場合は控えましょう。ただし、これらしか食品がない場合はエネルギー補給のため摂りましょう。