運動療法

透析患者様の運動習慣と健康長寿の関係


近年、透析患者様が元気で長生きすることと「運動」の関係の研究が進んできました。透析技術が進歩し延命効果がもたらされると同時に、長期間の透析による合併症をいかに軽減させ「生活の質」を上げていくことのヒントが運動療法に期待されています。

腎不全患者における運動療法の効果

サルコペニア、骨折原因、下肢の血流低下による閉塞性動脈硬化症など透析患者様のリスクを抱えています。それらの予防として運動療法が取り入れられています。

  1. 最大酸素摂取量の増加
  2. 左室収縮機能の亢進
  3. 心臓副交感神経の活性化
  4. 心臓交感神経緊張の改善
  5. 栄養低下・炎症複合症候群の改善
  6. 貧血の改善
  7. 不安・うつ・QOLの改善
  8. ADLの改善
  9. 前腕静脈サイズの増加(特に等張性運動による)
  10. 透析効率の増加

運動療法と多角的なアプローチ

当院では、患者様の個々の状態にあった運動療法を医師の計画の元で立てています。それに加え必要に応じフットケア、栄養指導、下肢血流量の検査と多角的に治療を進めます。


参考文献

上月正博、腎臓リハビリテーション-現況と将来展望、リハ医学、43:105-109、2006.